夏ですね!

こんにちは!サポートAAのごうないです!


さて、今日はこの記事を書くにあたって「オススメ図書」を紹介せよという指令が下りましたが、私は最近は専門の学術書を読むかあるいは暇な時間は漫画を読むことが多いのです。どのような書籍を取り上げるべきかまったく思い浮かばないのですが、ここはひとまず私が今まで読んだ本のなかで特に印象に残っている本をただ挙げていくことくらいしかできそうになくそういうことでお許し頂ければ幸いです!!

ということで本日ご紹介するのは、福永武彦の『草の花』です。


草の花 (新潮文庫)

草の花 (新潮文庫)


みなさんは福永武彦をご存じですか?作家の概要についてはWikipediaをご覧いただきたいのですが、この人はケロロ軍曹でモモカの声をやっていた声優の池澤春菜のおじいちゃんであり、また作家でついこのあいだまで芥川賞の選考委員もやっていた池澤夏樹のお父さんなのです!


そんなことより、この『草の花』、舞台は冬のサナトリウム(昔は結核は不治の病で、罹ったひとは空気のきれいな山とか海辺で静養するくらいしか治療法がありませんでした。で、その静養する場所がサナトリウムです。)、語り手は汐見という青年と出会って親しくなるのですが、なんやらかんやらで汐見さんは手術に失敗して死んでしまいます!しかし死の直前、汐見さんは語り手にノートを託していたのですが、この小説ではそのノートに書かれた汐見の青春時代の二つの恋愛が語られてゆきます・・・・・・おーっとー!これ以上は読んでのオ・タ・ノ・シ・ミ!!涙あり笑ありBLあり、そして怒涛のラスト!!!これを読んだときには私は喫茶店であったにも関わらず号泣せずにはいられず電車の中でも号泣し家に帰っても号泣し思い出しても号泣しそうなくらいですよ!!!


というわけで『草の花』、みなさんぜひ読んでみてください!