オススメの読書法

サポートAAの佐久間です。
3連休も中日になりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


さて、今日は私のオススメの読書法(主に小説)を紹介したいと思います。
ただし厳密に言うと、「一度読んだことのある本をもう一度読み直す時の読書法」です。
もう内容は知っているけど何度も読みたくなることってありますよね。
そんな時に、ちょっとしたことなのですが、ぜひ試してみてほしいのです。


まず、読みたい本を選びます。
もちろん、ジャンルは問わず、お好きなもので。
ただし、あらすじを知っているか、1度読んだことのあるものです。ということは、だいたいどのような内容かは分かっていますよね。


次に、読書をする環境を、その本の中の情景や世界観と近いものにするということです。
・・・わかりずらいですね(笑)
つまり、ストーリー全体が季節感のあふれる情景描写によって進められている作品の場合、たとえば夏の暑い日が舞台になっている作品の場合、それと同じ状況に自分を置きます。

エアコン切って、窓を開けて、蝉の声を聞いて、汗をかきかき・・・

暑くて集中できなさそうですが、世界観にどっぷり浸れるので、とても楽しいんです。
もちろん文章を読んだだけでも楽しめますが、体感的に五感を使うと、もっと深く物語を感じることができます。

具体的にどういう状況か、ということでなくてもいいんです。イメージで。
たとえば危機迫る感じの推理小説であれば、薄暗い路地にある古い喫茶店で読むとか。
自分的に本の世界観とマッチしてればそれでOKです。


ちょっとしたことなんですが、なかなかいいですよ。
ただし、身の安全は確保してくださいね!暑いところで読書しすぎて熱中症になってしまってはいけないので。。。


では最後に、この夏に読んでほしい作品を1つご紹介します。
長野まゆみさんの作品、『夜啼く鳥は夢を見た』です。
主人公がある夏を祖母の家で過ごします。そこでの不思議な体験を独特のタッチで描いた作品。暑い中汗をかきながら読むか、ちょっと涼しくなった夜に読むか・・・それは読む人のイメージ次第です。ぜひ五感で楽しみながら読んでみてください♪